国産RPGはRPGにあらず

ロールプレイングゲームとは・・・・
よく言われるのが、役割を演じるゲーム?
かなーり曖昧なジャンルでもあるよね。

国内のメジャーなRPGといえば、ファイナルファンタジーだろうか。
ドラゴンクエストも有名ですね。
そういった国内人気ROGの中味はどうだろう。

「コマンド操作でひたすら敵を倒してレベルを上げるゲーム」

なんか、RPGじゃない気がしないでもない。
RPGを元にした別のジャンルに見えてくる。
だって、何の役割も演じていないでしょ。
あえて演じる言うならば、戦闘シーンを演じているのかな。

物語は強制かつエスカレート式に突き進む。そこに演じる余地は皆無。
操作は、ただたんに文字の表示を次へ進める操作。
本のページをめくる行為が役割を演じるなんて思う人はどうかしている。

海外での日本RPGの評価はどうだろうか?
国内で社会現象にまでなったドラゴンクエスト
海外では評価無し。 まったく無名のゲーム。
では、今や独走中のファイナルファンタジーはどうだろうか?
ファイナルファンタジー8あたりから、海外でも認識されはじめた。
なぜ8から?理由は、「画面が綺麗」
ゲーム内容はまったく評価されていない。
ただたんに、アニオタがFFのアニメを見るためのものでしかない。

日本RPGのゲーム部分は、海外ではこう評価されている。
「くそげー」
また、RPGではなくJRPG(ジャパニーズRPG)という言い方をして分けている。

私が日本のRPGを正常なジャンルで振り分けるとすれば、「マルチメディアコンテンツ」「アドベンチャーゲーム」などになるのかな?
決してRPGではない。
ひたすらダルイレベル上げという作業を乗り越えると、報酬として物語の続きが見れるゲームだ。
私は国産RPGも好きだったので、数多くのRPGをやった。
しかしどれも、途中でレベル上げに飽きてクリアするゲームはほとんど無く、ひどいゲームバランスのRPGばかりだった。ドラクエもFFも例外では無く、ゲームとしては最低だった。


では、本場の海外のRPGはどうだろうか?
国産RPGとは、根本的に違う。これがRPGという物なのかと思う。国産と違い、文字通り、役割を演じるゲームになっているのだ。

それはどういう意味か?
自分で考え自分で行動するゲーム。ゲームの主人公になりきって遊べるゲームだ。

分かりやすく言い換えると
国産RPGは、物語を見て楽しむゲーム。(自分で演じてはいない)
海外RPGは、物語を自分で紡ぐゲーム。(自分で演じている)


ゲームではどう実装されているか。
海外PRGで共通なのは、攻略ルートは自由。
無数のイベントが用意されていて、自由な順序で攻略できる。
攻略順番が固定されている国産とは真逆だ。

国産は、まず次に行くべき場所を指示され、そこでイベント発生。
解決したら、次へ行くべき場所を指示され・・・これがクリアまで続く。
自分で判断できない種族と言われる日本人にぴったりの、一本道ストーリーが基本だ。指示されてからその通りに行動するだけだ。
分岐が1つあるだけで騒がれたくらいの一本道基本なゲームとなっている。

海外RPGは、まず自分で考えて行動する。その結果イベントが発生する。イベント内では指示があるが、全てはプレイヤー次第。
またに、自由な「旅」が出来るのだ。
分岐はプレイヤーの数だけ存在する。中核のストーリーに変化が無くても、それまでの道のりはプレイヤーが作る設計になっている。


なぜ海外RPGは国内でヒットしないのか?
海外RPGを遊ぶ日本人の多くはこう感じる。

 「何をしたらいいのかわからない」

海外RPGの話題になると、必ずと言っていいほど、そのコメントが出る。
そう、自分で物事を考えて判断できない典型的な日本人だと、海外RPGは意味不明なゲームに見えるのだ。
日本人は自由を与えられると生きていけない種族というのが悲しい。

海外RPGは、何をしたらいいのか?
遊んでいる人から言わせると、そんなの「自分の好きな事をして遊べばいい。」「いちいち指示されなきゃ何もできないのか?」
となる。


私は子供の頃からずっと思っていた。
なんで自由に行動できないんだ?もっと自由に冒険するゲームがしたい。 敵が使っている装備がなぜ奪えないんだ?いつか自由なゲームでないかなぁ・・・と。

海外RPGを知ってからはもう、国産RPGがRPGに見えなくなった。特に旧式の国産RPGの多くはゲームですらない。




国内である程度ヒットした海外RPGで代表的なのは、oblivionだろうか。世界的に大ヒットした超大作だね。まさに自由な冒険がそこにあった。ユーザーメイドの拡張ファイルも無数にあり、取り入れて世界を自由にカスタマイズもできて長く遊べるゲームだ。
難点は、日本人には受け入れがたいリアルすぎる世界だ。
特にキャラクターグラフィックもリアルを追求しているので、ドラマやアニメのような綺麗な顔とか無い!!薄汚れた人ばかり。これも修正ファイルでどうにでもなるのだが。
やはり「見る」からには、現代人が見ても耐えられる容姿は欲しいね。

国内でもかなりヒットした海外RPGは実は存在する。GTAだ。
日本人の感覚だとRPGとは言えないが、良く考えればRPGそのものだ。ファンタジー要素とレベル要素が無いだけだ。
ただこのGTA、国内版と海外版では内容がかなり違うので注意。
国内版は、色々と自粛してゲーム内容を大幅にカットしている。
ちょっとした悪い意味での問題作でもあるからだ。



最後にゲームとは関係無い見た目の違い。
日本はアニメ好きだが、ゲーム上での表現はかなり手抜き。
物語とアニメシーンが重要であり、ゲーム上の表現はかなり手抜きだ。
海外はリアル好き。リアルを追求するあまり、えぐい、ぐろいが多いが・・・・。
一番目に付くのは、「光と影」だろう。国産は適当に光で満ち溢れている。
リアル好きな海外は、光と影の演出にも注意を払っている。
その他動きにこだわったり、矢を射ればちゃんと敵に矢が刺さっていたりなんかあたりまえ、細かいリアルさは日本には無い物だ。

この外人(アメリカやヨーロッパ)と日本人の違いはゲームに限った事ではない。
子供の人形も有名な話で、同じ人形でも日本向けはアニメのように童顔にし、海外向けは大人っぽくリアルにする。
ヨーロッパの人形なんて・・・・日本人から見たら怖いよね。
外人から見れば、日本人は基本的にロリコンらしい。



と、日本産を叩いてるが、私は日本アニメは好きだし、海外のリアル顔より日本の可愛い顔のが好きだ。
海外のゲームシステムと日本のロリグラフィックが融合した神ゲームは出無いのだろうか。